近所付き合いを始めるきっかけになる「最初の一言」って?

近所付き合いって、どうやって始めるの?自然なきっかけって?
近所付き合いをしない人の中には、「近所付き合いがイヤ」なのではなく、ただきっかけがつかめないだけという人も多いといいます。
このページでは、近所の人に話しかけるのにおすすめの最初の一言をご紹介します。

子連れのお母さんに話しかける「最初の一言」具体例

かわいい!3歳くらいですか。

ベビーカーを押した親子と近所付き合い

子どもを連れた母親に話しかける場合、ポイントとしてはまず最初に「まあ可愛い」というリアクションをとることが大事です。好意的な感情を表してから、ついでのように話しかけてみましょう。
話しかける一言としては、「年齢」が無難。だいたいの年齢の検討をつけたら、少しそれより上の年齢で聞いてみることがおすすめです。
「あ、2歳なんですか。しっかりしているから3歳かと思いました」などと返すと喜ばれることが多いでしょう。難しいようなら、シンプルに「何歳ですか」と聞いてみましょう。
次に、NG例を紹介します。

かわいい!男の子ですか?

子供の性別がわからない場合、「男の子ですか」と尋ねるのはかなりリスキーです。女の子の赤ちゃんの場合、なかなか髪の毛が増えなかったり、見た目を気にしているママも多いからです。
会話をしてて、子供の性別に迷った場合は「女の子ですか」と聞きましょう
そうすれば、もし間違えたとしても「すごくきれいな顔だから女の子かと思いました」とフォローすることもできます。
ただ、唐突に性別を聞くのは、不快に思う人もいる可能性があるので注意しましょう。

この子、母乳で育てているの?

「母乳か、ミルクか」というのは、世間話で年配の人が発しがちな質問。でも、現代はこういった質問を嫌がる母親がとても多いので、近所付き合いレベルの関係では決して言わない方がよいでしょう。

ガーデニング中のご近所さんに話しかける「最初の一言」具体例

素敵なお庭ですね。何の花ですか?

ガーデニングから始める近所付き合い

ガーデニングをしている人は庭や玄関など、外に出ているときが多いのでチャンス。通りかかったときにさりげなく声をかけてみましょう。
自分もガーデニングをしているという方は、「私は〇〇を植えているんですけどうまくいかなくって…」などと一言加えることで、相手も心を開きやすくなるでしょう。
また、ガーデニングをしたことのない人でも「いい匂い。何の花ですか」と質問することで、会話が続きやすくなるのでおすすめです。

もう少し日当たりのよい場所に植えた方がいいと思うけど…

ガーデニング経験が長い人は、初対面なのにいきなりアドバイスをしがちです。
「この花は毛虫がつきやすいから…」と知識を披露したり、「花の上から水をやるんじゃなくて、土にしみこませないと」などアドバイスのようでいてダメ出しになっていたり。本人は親切に教えてあげているつもりでも、相手はそれを望んでいないこともあります。親しくなって相手から相談されて初めて、アドバイスをしてあげるとよいでしょう。

犬の散歩中のご近所さんに話しかける「最初の一言」具体例

かわいいワンちゃんですね。何歳ですか?

犬の散歩で近所付き合い

犬を散歩させているご近所さんに声をかけるケースです。
「かわいい犬だな」と思っても「かわいいワンちゃん」と、言い変えた方が喜ばれるケースが多いようです。
また、「かわいいですね」と言いながらいきなり犬の頭をなでたり、体をさわったりすることはNGです。
犬がびっくりしたり、飼い主も不快に思うことが多いので注意しましょう。

ゴミ出しでばったり会った時に話しかける「最初の一言」

大丈夫ですか?

POINT

例えば近所の人が重そうな荷物をたくさん抱えているとき、小雨が降っているのに傘を持っていないとき、自転車が倒れていて困っているとき、相手が気分が悪そうなときなど、状況に応じて声をかけましょう。話すきっかけができると共に、気遣う姿勢を見せることで好印象をもたれやすいでしょう。「手伝いましょうか」と手助けを申し出るとさらによいでしょう。

NG例

×泣きわめいている子どもの母親に声をかける
子どもがぎゃんぎゃん泣いているときの母親に「大丈夫ですか?」と声をかけると、「うるさい」というクレームだと勘違いされることも。子どもがぐずっているときの母親は神経質になっていますので、刺激するような言葉かけは避けたほうがいいでしょう。

 

すみません。昨日友人たちが来ていたんですが、うるさくありませんでしたか?

POINT
一戸建てや小規模なアパートで使える一言です。自宅に人が来て少しにぎやかだった日の翌日に、下の階の人や隣の一戸建ての人に「昨日うるさくありませんでしたか」と声をかけることで、「気遣いができる人だな」と相手の印象もよくなります。

NG例
大規模なマンションで他の人に「昨日うるさくありませんでしたか」と声をかけても、相手は自分のことを知っているのか分かりません。「この人誰?何階の人?だっけ」と戸惑わせてしまうことも。
また、本当に大騒ぎして確実に近所に迷惑をかけたという実感がある場合は、疑問形ではなくもっと真剣に「すみませんでした」と頭を下げたほうがいいでしょう。

家の前のゴミを拾う、 雪かきをする

今年の2月は都内でも大雪が降りました。雪かきでアパートの住人同士が協力したり、といったシーンも多く見られたと思います。
皆で協力して一つの作業をすることで、一気に距離も縮まりますし連帯感もわきます。親しくなるチャンスといえるでしょう。

近所付き合いのできる家に住みたいと思ったら

会話の苦手な人でも近所付き合いができるコツアクティブシニア向けのアルチェでは、各々が趣味などを楽しみながら生活しつつも、ゆるやかにつながり合うような関係性を意識した住まいになっています。

共有スペースで将棋をしたり、食べ物のおすそわけ、一緒に雪かきをする、など、地域の住民同士が交流するように、入居者同士で快適な関係を作りたいと思っている方にぴったりです。


会話の苦手な人でも近所付き合いができるコツフィゴーナでは、一人ひとりのプライベートを大事にできるような空間を目指しています。

仕事などの人間関係から離れて、一人でほっと一息つきたいとき。誰にも干渉されず、自分のお城である一戸建ての家で、ゆっくりとくつろいでいただけたらと思っています。


会話の苦手な人でも近所付き合いができるコツ
シングルマザーとそのお子様が住むマードレは、入居者同士が子育ての悩みを打ち明けたり、ちょっとの間だけ子どもを預かったりなど、お互い助け合えるような環境です。
いつも一人きりの子育てに奮闘しているお母さんたちの味方です。

 

もちろん上はあくまでも目安であり、 例えばアルチェでもお一人でゆっくりと過ごしたい方や、フィゴーナでも仲良くなって深い付き合いをしたりなど、入居者同士の関係を、自由に築き上げていただけたらと思います。